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小説 大衆党 由紀子とお民

大山     「お民さん、一緒に問題を考えていこう。食事はここで食
       
        ったらいい」

由紀子    「そう、それがいいわ。お民さんのお漬物おいしいから、
   
        是非おしえて下さい。」

お民     「なんと、やさしい娘さんだこと。」

お民婆さんは、涙ぐんだ。

由紀子    「いえいえ、子どもの頃から、お民さんにはいろいろ
        
        ご馳走になってるし恩返しですよ。さざえの壺焼き

        なんかお民さんからしかもらえなかった。」

大山     「若い者と長老との協力関係はいいなあ。例えば、お民

        さんの店舗を若い人が借りてくれるといい訳だ。

        しかし、なかなか商売する人もいないだろうけどね。」

由紀子    「最近では、若い人まで生活保護を貰ってると言う話で
        
        すからね。」

大山     「自立とか自助とかいってるけど、金もなく、こう市税や

        公租公課が高ければ、小商いなんかやっていけない。

        自立、自助を阻んでいるものこそ、行政とモンスター

        企業だ。」
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小説大衆党 国民年金

お民婆さん  「国民年金から、電気・水道・ガス代払って、その上、
        
        NHKに払って、魚屋の店舗と住宅で固定資産税を払
        
        ったら、首くくって死ぬしか道は残っていない。」    


大山     「大手スーパーのマルエイが進出してきて、八百屋等
        
        の自営業者が苦境に追いやられた。挙句の果て、固
        
        定資産税という掠奪が公然と行われている。海賊行
       
        為といっていい。年金制度は1961年、昭和36
        
        年から開始されたんだけど、共済年金・厚生年金は
        
        国民年金の掛け金の7倍前後の支給を受けている。
       
        これを福祉の格差拡大と言うんだよ。」

お民婆さんの国民年金

 民子婆さん  「そりゃ、先生よくご無事で戻ってこれてよかった。」

 大山     「ええ、命拾いしましたよ。このままでは、死んでも

         死に切れんからね。心残りなことがあるしね」

 民子婆さん  「あたしも、このままでは、悔しくて死に切れません。

         先生、主人がなくなって、あたしの国民年金は4万円
     
         足らずです。どうやって、暮らしていけばいいのですか」

 大山     「お民さんのとこは、国民年金だったからね。親父さんと

         魚屋を営みながら、朝早くから夜まで、二人ともがんば

         って働いていたのにね。よくまけてもらって、助かりまし

         た。」

民子婆さん

 初夏、昨日まで梅雨で、どんよりとした天気だったが、今朝は日射し

がまぶしいくらいだ。

 大山登事務所は古ぼけた2階建てのアパートの1階にあった。
 
 民子婆さん  「ごめんなさいまし。山村でございます。」
 
 由紀子    「おはようございます。お元気でなによりでございます」
 
 民子婆さん  「おはよう。ゆきちゃんは相変わらず、べっぴんだね。
        
         大山先生はいるかね?」


由紀子    「ええ、どうぞお入りになって下さい」

 2間しかない事務所で、玄関から台所を通ると、すぐに応接室兼事務所になっている。

 大山     「おはようございます。どうしました?」

 民子婆さん  「おはようございます。先生が留守だったもんで、
        
         今日には戻っていると聞いたもので。」

 大山     「すいません。ちょっと吉野の山奥まで、修行に
         
         行ってまいりました。修験道で鍛えてきました。」
 
 民子婆さん  「ほう、修験道はきびしい行だと聞いております。
         
         なんでも、山の天辺の崖から、逆さにつらされる
          
         とか?」

 大山     「ええ、死ぬかと思いましたよ。それに滝行とか。も
         
         っとすごいのが刀岳(とうがく)の禅といって、目
        
         の前に真剣、後ろは崖という恐ろしさです。崖ぷち
         
         の行です。」     
         

 


 

テーマ : 政治・経済・時事問題 - ジャンル : 政治・経済

小説 大衆党 暁星作

 
 政治を大衆の手に!政治が大衆生活からどんどん遠ざかっていく。

 庶民の生活はますます苦しくなり、税金や公租公課は過酷な負担と

 なって、国民生活を苦しめている。

 大山登は、この憤りを政治の世界、政党の樹立によって、解消するた

 めに立ちあがった。
                
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